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Monday, April 6, 2020

乙武洋匡氏 コロナ収束しても日常に戻れない人々を忘れないで…社会の少数派を(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

 作家の乙武洋匡氏が6日午前0時にブログを更新し、「44歳を迎えた私から、みなさんへのお願い」として長文を掲載した。乙武氏は、新型コロナウイルスが収束して多くの人が日常に戻ったとしても、「戻れない人々がいることを忘れないで」とし、「コロナが消え失せても、満員電車に乗れない人々がいる 学校に通えない人々がいる 劇場やライブハウスに行けない人々がいる」と記した。

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 乙武氏は「本日で44歳となりました。これも、ひとえに日頃から支えてくださるみなさんのおかげです。あらためて感謝申し上げます」と感謝の言葉。続けて「いま、日本は大きな危機に直面しています」と新型コロナウイルスの感染拡大についてつづった。

 乙武氏は「自由に仕事ができないって、しんどいですよね。自由に学校に通えないって、しんどいですよね。 自由に遊びに行けないって、しんどいですよね」と人々の胸中に寄り添い、その上で「でもね、知ってほしいんです。この世の中には、コロナが蔓延する前から、そうした生活を強いられてきた人々がいることを。そう、私たちの社会には障害や病気とともに生きる人々がいます」と指摘した。

 乙武氏は「私のような車椅子ユーザーにとって、白杖を使用する視覚障害者にとって、毎朝、満員電車に揺られて会社へ通勤するというのは至難の技です」と自身を例に挙げ、「それが必須とされるかぎり、どんなに優秀で、どんなにスキルが高くても、彼らは労働市場からは排除されてしまいます」と投稿。「リモートワークが普及してくれたら」と常々願っていたが、状況は全く変わらなかったとつづった。

 乙武氏は「教育」、「遊び」についても同様に指摘。「挙げ始めたら、キリがないんです。社会は『多数派』のために作られているので、いくら『少数派』が苦しんでいても、排除されていても、『多数派』は知らん顔なんです。だから、ちっとも変わらないんです。それが、一気に変わり始めました」とウイルス拡大の影響を受けて変化があったと指摘した。

 乙武氏は長く変化がなかったことへの不満を示した上で「ここからが、本題となる『私からのお願い』です」と投稿。「いまはみなさんもそれぞれ大変な状況にあり、なかなか他者への配慮や思いやりを持ちにくい時期かもしれません。それは当然のことだと思います。しかし、いつかは長いトンネルを抜けてこのコロナ禍も収束し、やがてみなさんも“日常”へと戻っていくことでしょう。 でも。そんな、みなさんの“日常”に戻れない人々がいることを忘れずにいてほしいのです」と記した。

 「コロナが消え失せても、満員電車には乗れない人々がいるのです。 コロナが消え失せても、学校には通えない人々がいるのです。 コロナが消え失せても、劇場やライブハウスにいけない人々がいるのです」と「少数派」の存在を示した。乙武氏は「選択肢を増やしてほしい。それが私の願いです」と記した。

 「会社に通うという働き方もあれば、リモートワークという働き方もあっていい。教室で授業を受けるという学び方もあれば、オンライン授業を受けるという学び方もあっていい。劇場やライブハウスで声援を送るという楽しみ方もあれば、画面の前でリアルタイムに声援を送るという楽しみ方もあっていい」と多様性が大切ではと指摘。

 「そんな選択肢にあふれた世の中になってくれたらな、と思っています。そうすることで、社会から排除される人がいなくなるから。これまで排除されてきた人が救われるから」と、つづった。

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April 06, 2020 at 05:06PM
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