フィギュアスケーターの育成には「アイスリンク」の問題がついて回る。多くのトップスケーターが営業時間に一般客とともに滑ったり、早朝や深夜にリンクを貸し切ったりして練習しているのが日本の現状だ。夏季はプールとして利用されるリンクも少なくない。ホームリンクを失う選手は、氷を求めて複数のリンクを転々とする。
木下グループはこのほど京都、大阪にそれぞれ通年営業のアイスリンクを新設。「フィギュアスケートのさらなる発展を願い」(関係者)、新たに「木下アカデミー」を立ち上げた。目標は、五輪や世界選手権でメダル獲得を狙える選手の育成だ。
事務局によると、所属選手は現在11歳から17歳までの10人。発足から間もないため、GMを務める浜田コーチの門下生が軸となったが、全日本ジュニア女王の河辺愛菜(15)、同3位の吉田陽菜(14)ら伸び盛りの選手が集まる。
10人はアカデミーの“生徒”であるためリンク代を含めた「最低限」の月謝を払い、指導を受けている。海外選手を含めて数人の新加入はあり得るが、あくまで「少数精鋭でメダルに近い選手のサポート」を軸とするため、大規模な新規募集やトライアウトなどは行わないという。
第一に考えるのは選手を育てること。氷上練習はもちろんのこと、陸上での練習も個人に合わせて設定。時間割のようなスケジュールがそれぞれに出ており、それに応じてバレエやトレーニングを行うという。今後は英会話も時間割に組み込まれる方針。多角的に世界を意識したカリキュラムとなっている。
その一環として、ゲストコーチには羽生結弦(ANA)のジャンプコーチを務めるジスラン・ブリアン氏、宇野昌磨(トヨタ自動車)のコーチであるステファン・ランビエル氏の名前もある。彼らには長期休暇などで行うミニキャンプでのコーチを依頼する計画。コロナ禍で白紙状態となっているが、スポット的な来日で、個々の成長度合いに応じた指導を期待している。
目指すのは世界。月謝制ではあるが、活躍に応じた「支援」も予定されている。大会などの結果に応じて衣装代やスケート靴代、振り付け代や渡航費などを「奨学金」という形でサポート。事務局によると「お伝えはできないが、(奨学金の給付基準は)かなり厳しめのラインです」とのことだが、企業などからの支援が少ない育成年代の選手にとっては、モチベーションにもなりそうだ。
幼少期から高い意識を持って競技と向き合うことで、世界の舞台で輝くスケーターを一人でも多く輩出する−。高まるスケート人気を追い風に、さらなる競技力の向上を目指す。
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June 22, 2020 at 05:30AM
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