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Monday, September 7, 2020

多様な性、五輪きっかけに理解を 都内に交流拠点開設 - 朝日新聞デジタル

 スポーツをきっかけに性の多様性や性的少数者の権利などについて理解を深めてもらう施設「プライドハウス東京レガシー」が10月11日、東京・新宿にオープンする。NPO法人や企業が連携し、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックに向けた公認プログラムの一つとしてイベントや当事者の相談支援を行い、大会期間中はアスリートや観戦者の交流拠点にする。

 プライドハウスは2010年のバンクーバー冬季五輪で初めて開設された。国際オリンピック委員会(IOC)は14年、五輪憲章に性的指向による差別禁止を盛り込み、16年のリオ五輪では性的少数者と公表した選手56人が出場し、五輪史上最多となった。

 来夏に予定される東京大会も「多様性と調和」をコンセプトの一つに掲げている。ただ、男女で区分けする場面が多いスポーツの現場では、今も性的少数者への差別や偏見が根強いと指摘されている。

 入場無料で、誰でも利用できる。運営には五輪のスポンサー企業14社が協賛し、35の個人・団体、19の大使館が関わる。

 プライドハウスの活動を通じて同性パートナーがいることを公表した女子サッカー選手の下山田志帆さんは「カミングアウトするまでは小さなうそを積み重ねている感覚があったが、公表後も肯定してもらえたことで今の自分のままでいいんだと思えた。アスリートの発信力で、多様性の大切さ、LGBTへの理解を広げていけたら」と話す。(西村奈緒美)

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September 07, 2020 at 07:00PM
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