◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前(2日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)
コロナ禍で世界が一変した1年の間に石川遼も決断を下した。「29歳の年になって、初めてコーチについた」と3月から契約する田中剛氏との取り組みは、ディフェンディング大会への向き合い方にも大きな影響を与えている。「また新たな自分として来ているような感じ。去年この攻め方でうまくいったから今年も、というのは1ホールもない」と言い切った。
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1年前を振り返れば、開幕前の練習場からフェードボールを打つ姿があった。年間を通じてアイアンはドローボール、1Wショットもストレートからドロー軌道をイメージして打っていたシーズン。しかし、さらなる高みを目指した中盤の調整がはまらず、状態は下降線のまま最終戦を迎えていた。「応急処置じゃないけど、ドライバーに関してはフェードになっても仕方ないと(出球を)左めからという感じでいった」。直前の修正がはまった結果の優勝だった。
「ことしは去年とは違う。ベースとしてはドローをイメージしているけど、フェードも打てるというか、去年に比べて、かなりシンプルな動きができている。フェードが求められるホールでも、いままで以上にスムーズにホールに向かっていける」。進めるスイング構築の手応えが口ぶりからにじむ。
「グリーンのスピード、読みとかは去年までの経験を生かしていく。切り捨てるところ、生かしていくところは分かれていく」。3年連続12回目の出場、優勝2回と蓄積された成功体験から取捨選択を経て臨む2020年最終戦となる。
「連覇とか、先のことはそこまで考えていない。9割9分、目の前のコースをどう攻めるか、どうやって一打でも少なく上がるかに集中している」とスタンスを明確にした。(東京都稲城市/亀山泰宏)
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