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Thursday, December 3, 2020

久保得点絡めず 現地紙が酷評 - auone.jp

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久保健(ロイター)

 欧州リーグ(EL)1次リーグ第5節が3日(日本時間4日)に行われ、日本代表MF久保建英(19)のI組ビリャレアル(スペイン)は敵地でシワススポル(トルコ)に1―0で勝ち、同組1位で32チームによる決勝トーナメント進出を決めた。久保は同大会5試合連続先発出場したが、得点に絡めず後半13分に交代した。

 10月22日のホームでの対戦では1得点2アシストの大暴れ。相性のいい相手だけにこの日も得意の右MFに入って活躍が期待されたが、厳しいマークを受けてなかなか効果的なパスが出せなかった。ドリブルでの突破も不発で、後半にチーム最初の交代を告げられた。

 久保が退いた後、チームは皮肉にも活性化した。後半30分に左サイドの崩しから、最後は久保とポジション争いのライバルのMFサムエル・チュクウェゼ(21)が決勝ゴール。試合後の会見でウナイ・エメリ監督(49)は「目的を達成して満足している。今日の一番の目標は、順位表を確定させることだった。そして2番目の目標は若手を成長させ、このいい状況を続けていくための選択肢を持ち続けることだったが、両方とも達成できた」と結果に満足した様子だった。

 そんな中、スペイン紙「アス」は久保に対して辛辣な言葉を並べ〝警告〟を発した。

「エメリ監督はチュクウェゼを渋々、左サイドに回し、久保が好む右サイドのポジションを与えたが、日本人はそのチャンスをムダにした。違いを生み出すこともなく、ラインの間を割って入る動きもなかった。久保の交代後、自らの巣(右サイド)に戻ったチュクウェゼは最高のプレーをした。久保は彼からポジションを奪いたいなら、もっと多くのことを行い、スコアボードと順位表に見合う価値のある働きをしないといけない」

 チームは次のラウンドに進む権利を得たとはいえ、久保はますます厳しい立場に立たされそうだ。

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