杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。2月26日放送の第60回で、千代(杉咲)と一平(成田凌)に急展開!孤独に苛まれた千代を男らしく包み込んだ一平に視聴者から喝采の声が上がり、大きな反響を呼んだ。(以下、ネタバレがあります)
「一人やあれへん。俺がおる」
千代が幼い頃に生き別れた弟・ヨシヲ(倉悠貴)にまつわるエピソードが描かれた第12週「たった一人の弟なんや」(第56~60回/2月22~27日)。悪い仲間にそそのかされて芝居小屋に火をつけようとしたヨシヲの企みは事前に食い止められたが、ヨシヲにはヨシヲの人生があり、事情がある。千代の説得もむなしく、ヨシヲは再び元の世界へと戻っていった。
最後はヨシヲの思いを尊重し、引き留めることなくその背中を見送った千代。目に涙をためながら、母の形見のガラス玉を渡し「今度はあんたが守ってもらう番や。そのかわり、いつか必ず返しにくんのやで、約束な?」と見送るのがせいいっぱいだった。
ヨシヲが去った後、「あかん…引き留められへんかった」と、こらえていた涙をこぼした千代。そこへ現れたのが、一平だった。「うち、また一人になってしもた」と無理に笑おうとする千代を、一平は「一人やあれへん。俺がおる」と抱きしめた。
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