「阪神1−9広島」(9日、甲子園球場)
阪神が本拠地甲子園で大敗。開幕13試合目にして、借金はセ・リーグ史上最速の借金10となった。
先発・秋山が誤算だった。二回、堂林の左翼線二塁打などで3点を先制され、続く三回も森下の右中間を破る走者一掃三塁打で3点を献上。昨季まで“鯉キラー”と呼ばれた男が3回7安打6失点でKO。「チームが苦しい状況の中で、何とか力になりたかったのですが、粘ることができず先発の役割を果たすことができませんでした」と悔しがった。
0−6の四回は4番・佐藤輝が左翼席へ2号ソロ。3試合ぶりの一発に「何とか早い段階で点を取って追い上げたいという気持ちでした」と振り返った。
五回にはこの日2年ぶりに1軍昇格した高山が代打で20年10月5日・巨人戦(甲子園)以来の安打を放った。
だが、1−6の六回、4番手・小川がつかまり、4番・マクブルームの左翼線二塁打などで突き放された。
3万8634人のスタンドからは何度もため息が漏れた。
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