昨年3つのグランプリで導入された決勝のスターティンググリッドを決する100㎞のレースは、スプリント予選からスプリントへと名称を変更して、今週末のF1エミリア・ロマーニャGPで今季初めて実施された。
2021年の変更点として、トップ3にのみ与えられていたポイントは、トップ8まで拡大。1位のドライバーには8ポイント、2位に7ポイント、3位に6ポイントとスライドし、8位には1ポイントが付与される。昨年は上位勢のみのバトルとなっていたが、ご褒美が拡大されたことで、中盤でも白熱のバトルが見られた。
レースは、2番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が好スタートを決め、逆にスタートで失速したマックス・フェルスタッペンからリードを奪う。7番グリッドスタートのセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)は5番手まで順位を上げる。
オープニングラップで周冠宇(アルファロメオF1チーム)がピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)を引っかけてクラッシュ。周冠宇はリタイアとなり、右フロントタイヤとフロントウイングにダメージを負ったガスリーはピットインを余儀なくされ、戦線から離脱する。
このインシデントでセーフティカーが入り、4周目にレースは再開。シャルル・ルクレールがマックス・フェルスタッペンに対するリードを広げていたが、終盤に右フロントタイヤのグレイニングが発生し、コーナーに苦戦するようになる。
ストレートで速いレッドブルが追いつくと、トラクションのいいフェラーリがコーナーの立ち上がりで引き離すというバトルを数周展開した後、マックス・フェルスタッペンが残り2周でシャルル・ルクレールをパス。最終的に2.975秒差をつけて明日の決勝のポールポジションと8ポイントを獲得した。過去3回行われたスプリントレースで、オープニングラップでトップではないドライバーが優勝したのは今回が初となる。
3番手にはセルジオ・ペレス。そして、4番手には予選Q2でのクラッシュで10番グリッドからスタートしたカルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)が6台抜きを披露して5ポイントを獲得。
5位にはランド・ノリス、6位にはダニエル・リカルドとマクラーレン勢、7位のバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、8位のケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)までがポイント獲得。
16番グリッドからスタートした角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は12位まで順位を上げた。チームメイトのピエール・ガスリーは17位でフィニッシュした。
F1エミリア・ロマーニャGP 決勝は、4月24日(日)の22時(現地時間15時)からフォーメーションラップが行われる。
2022年 F1エミリア・ロマーニャGP スプリント 結果・順位
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1エミリア・ロマーニャGP
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