前日22日に出場選手登録を抹消された阪神のジャスティン・ボーア内野手(32)が、24日から2軍の練習に合流することが23日、決まった。矢野燿大監督(51)は1軍に帯同させることも示唆していたが、1軍の選手の負傷離脱など有事に備えて調整させる。
大阪ガスとの練習試合が雨天中止となり、選手らは甲子園室内で練習。平田2軍監督はこの日は姿を見せなかったボーアについて「明日(24日)から(2軍で)練習するよ」と明かした。
21日の広島戦(甲子園)からマルテが1軍に復帰。1軍の外国人はサンズ、スアレス、エドワーズでボーアを含めて5人枠に収まる状況だが、前日22日に初めて出場選手登録を抹消された。矢野監督は「もちろん最後まで一緒に戦ってもらう」と1軍帯同も示唆していたが、2軍に合流することになった。
不動の4番と期待されて、単年契約の年俸250万ドル(約2億6200万円)で入団。開幕こそ「4番・一塁」で迎えたが、不振で3試合目で陥落。その後は主に6番に定着も、好不調の波が激しく、99試合の出場で329打数80安打、打率・243。17本塁打、45打点にとどまっている。
単年契約に加えて2億円を超える高年俸がネックとなり、来季契約は厳しい状況ではあるが、球団としても簡単に判断できない事情がある。今年は世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、米大リーグは60試合に縮小。マイナーリーグは中止となった。
少ない試合数の中でメジャーでプレーした選手は来季もメジャーの可能性が高く獲得は難しい。さらにマイナーの選手の場合は実質、今季のプレーを見ていない状態で能力を判断しなければいけない。開幕が大きく遅れる異例のシーズンながら1年目にいきなり20発近くを打ったボーアと比較して、それ以上の選手を獲得できるのか-。今年は特に、そのジャッジが簡単ではない。
球団は新たな助っ人をリストアップしつつ、ボーアとも年俸の減額を含めて交渉していくとみられる。年俸約1億7000万円のガルシアも同じ状況。守護神として奮闘したスアレスはもちろんエドワーズやガンケル、マルテを含めて来季の外国人の布陣を慎重に整備していく。
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