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Tuesday, March 10, 2020

女性審判、まだ少数 でも「やりたい気持ち持って」 - 朝日新聞

バスケ国際審判・小田中涼子さん

 スポーツのトップカテゴリーで女性審判が男子の試合を担当することはまだまだ珍しく、注目度が高いことを改めて自覚させられる毎日です。私がいるバスケットボール界では、男子国内トップのBリーグに登録する審判員129人のうち女性は7人。さらに、1部に相当するB1で笛を吹いたことがある女性は3人だけ。私自身、この2月にB1デビューしたばかりです。

■観客からヤジ、日常茶飯事

 もともとバスケットが大好きで、小学生の頃から大学まで続けました。特に高校は全国大会に出場する強豪校で主将を務めていて、バスケット漬けの日々。完全燃焼して、大学からは小学生への指導をお手伝いするようになりました。子どもたちの試合に帯同するのに、審判資格があった方が良い。周りからの勧めもあって、19歳で最初のライセンスを取りました。

 「女では頼りない」。観客からそんなヤジを浴びるのは日常茶飯事で、いつも「いつか見返してやる」と思って続けてきました。特に、一般論として審判は身長が高い方が見た目で安心感を与えやすいとされていますが、私は160センチ。海外では女性でも180センチ超は珍しくなく、体力・体格的にも優れた審判員の方が多いので、コンプレックスだらけでした。

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