阪神は5日、オンライン中継による「ファン感謝デー2020」を甲子園で実施し、矢野燿大監督(52)が来季のチームスローガンを発表した。「挑・超・頂 -挑む、超える、頂へ-」。今季終了後にも掲げた「挑戦」。さらに過去の自分を超える「超越」の先に「頂点」が待つ。昨季3位、今季2位で迎える3年契約の最終年。リーグVだけを求める!
「頂」への道は「ちょう」から成る。ホップ・ステップに続くジャンプへ。3年目の矢野虎が、覚悟の合言葉で一丸となった。矢野監督は画面をのぞくファンに向け、気持ちをまっすぐ届けた。
「挑・超・頂! 挑む、超える、頂へ。これが来季のスローガンです。監督をさせていただいて3位、2位。来季はもちろん、目指すところはてっぺん、頂しかありません」
ファン感謝デー恒例のスローガン発表。新型コロナウイルス感染拡大防止へ、オンラインという異例の状況でも力強く発表した。ゴールはもちろん「頂」だ。昨季が3位、今季が2位。「3、2と来たから1しかないやろ」。その道に必要なことをはっきり言った。
「僕たちに今、一番必要なことは挑戦すること。挑戦を続けることで僕たちは新しい場所にいけると考え、まず挑戦すること。『挑む』を最初に持ってきました」
出発点は明確だ。11月11日の今季最終戦。2位で完走した後のスピーチでも「その先に行くために必要なことは挑戦」と宣言した。「エラーをしても1歩前に出る。打たれても打者に向かっていく」。常に前へ、前へ。原点である「挑」の繰り返しが「超」を呼ぶ。
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