将来、混合GI制覇するための登竜門
上述した牝牡混合GIを制した3頭とは、2016年の2着馬リスグラシュー、2017年の勝ち馬ラッキーライラック、そして2018年の2着馬クロノジェネシス。恐ろしく強い馬ばかりだ。 さらに、2019年の勝ち馬レシステンシアは、昨年のNHKマイルカップと今年の高松宮記念とスプリンターズで2着になり、牝牡混合重賞を2勝している。そして、昨年の勝ち馬ソダシは無敗のまま桜花賞を制した。 初めて直線の長い外回りコースで行われた2006年にウオッカが勝ったときからこの傾向は見られていたのだが、早熟のスピード馬が勝てるレースではなくなった。 勝ち馬を予想するときも、古馬になってからピークを迎える右肩上がりの成長曲線に、今まさに乗っているかどうかを見極めるべきなのかもしれない。
「伸びしろ」を感じさせるサークルオブライフ
デビュー戦より2戦目、3戦目のほうがずっと強くなっていて、さらに伸びしろを感じさせる馬はいるか。そうした視点で見て、まず目についたのは、前走のアルテミスステークスを直線一気の競馬で勝ったサークルオブライフ(父エピファネイア、美浦・国枝栄厩舎)である。 新馬戦は鞍上のミルコ・デムーロが気合をつけて追走し、直線、余力があるように見えたのに伸び切れず、3着。3コーナー手前で鞭が入っていたように、力の使いどころも、競馬がどういうものかも理解していなかったようだ。 それが2戦目の未勝利戦で一変する。出遅れてポツンと離れた最後方を進み、3コーナーでマクリをかけて進出。楽な手応えのまま先頭に立ち、最後は抑える余裕を見せて2着を2馬身半突き放した。 そして前走のアルテミスステークス。道中は後方に控え、直線、前があくと豪快に伸びた。好位から満を持して抜け出したベルクレスタが勝つかに見えたが、ゴールまでの10完歩ほどで、2馬身以上の差を逆転してしまった。 競馬とは前にいる馬を追い越すことだと理解し、今は他馬を追い抜くことが楽しくてたまらない、と馬が感じているかのようだ。 管理する国枝調教師は、「1600mでも忙しい(距離が足りない)感じ」とコメントをしている。確かに、道中、まったく行きたがるところがない。2400mのオークスあたりで、さらにとてつもない末脚を見せる可能性もある。
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