4大大会4度の優勝を誇る世界77位の大坂なおみ(24=フリー)が、2年連続でベスト8に進出だ。同50位のアリソン・リスク(米国)に6-3、6-4のストレート勝ち。「タフな相手ばかりと対戦しているので、勝つたびにうれしい」と、準々決勝では同11位で第9シードのダニエル・コリンズ(米国)と対戦する。対戦成績は大坂の2勝0敗だ。

スタートの第1ゲームがすべてだった。「3日間、プレーしていなかったので、少しなまっていた」。自身のサービスゲームで6度のジュース。4度もブレークポイントを握られた。しかし、「どんどん自信が戻ってきた」と、ことごとく跳ね返し、しっかりとサービスゲームをキープ。一気に3ゲームを連取して、主導権を奪った。

第2セットは、ややサーブが不安定になり0-2スタート。しかし、そこから4ゲームを連取し、逆転に成功した。今大会は、4大大会に次ぐレベルで、第5の4大大会と呼ばれる。大坂が、このレベル以上で8強入りするのは、昨年のこの大会以来1年ぶりだ。それでも「1戦、1戦、頑張りたい」と冷静だった。