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Wednesday, March 30, 2022

近江・多賀監督「ベンチで涙が止まらなくて」 山田が完投 センバツ - 毎日新聞 - 毎日新聞

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【浦和学院-近江】力投する近江の先発・山田=阪神甲子園球場で2022年3月30日、平川義之撮影 拡大
【浦和学院-近江】力投する近江の先発・山田=阪神甲子園球場で2022年3月30日、平川義之撮影

 第94回選抜高校野球大会は第10日の30日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝があり、近江(滋賀)が浦和学院(埼玉)を延長十一回の末、5―2で破り、滋賀勢として初の決勝進出を果たした。8番・大橋大翔(3年)がサヨナラ3ランを放った。先発の山田陽翔(3年)は死球を受けるアクシデントもあったが、11回を2失点で完投した。近江の多賀章仁監督は試合後、涙ぐみながら山田の投球をたたえた。

「この一戦、覚悟を決めて挑もうと」

 近江・多賀章仁監督 うーん、本当に何回も山田には感動させられて、すごい男やなというのは何度も見てきたが、今日の死球を受けてからの気迫の投球。ベンチで涙が止まらなくて。球数もいってましたし、このまま投げさせていいのかなと。(交代を)決断しないといけない気持ちもあった。山田は気迫のすごい男やと思います。感動しました。明日のことなんて考えていなくて、この一戦を生徒と共に覚悟を決めて挑もうと。この舞台を与えてもらったんだから。(準々決勝で)金光大阪に勝った夜に雷を落とした。「覚悟が決まっていないやつがいる。山田のすごさはここやぞ」と。大橋があの場面でその気持ちを乗せて、しっかり振ってくれた。山田を助ける見事な本塁打でした。素晴らしかったと思います。

決勝戦もライブ中継

 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では、決勝もライブ中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。

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