<アストロズ4-2エンゼルス>◇3日(日本時間4日)◇ミニッツメイドパーク
【ヒューストン(米テキサス州)3日(日本時間4日)=四竈衛】エンゼルスが、アストロズに屈辱的な記録で3連敗を喫した。大谷翔平投手(27)は、3回に適時打を放つなど4打数1安打1打点と意地を見せた。だが、元気のない打線は、先発左腕バルデスに6回まで13三振。その後も、救援投手3人相手に、バットがくるくる回り、終わってみればメジャータイ記録(9イニング)となる1試合20三振を喫した。しかも、序盤の2点のリードを追い付かれ、最後は9回裏にサヨナラ負け。借金は今季ワーストの「7」まで膨れあがった。
出場停止処分中のネビン監督代行に代わって指揮を執ったハセルマン捕手コーチは、「相手投手が良かった。彼らが我々に対していい仕事をし、我々は何もできなかった」と、淡々と振り返るばかりだった。もっとも、貧打はこの日だけでなく、この3連戦で16三振、12三振、20三振と計48三振を記録した。安打数は、2本、3本、3本の計8安打で計4得点。リード打撃コーチは「誰かが悪いとほかの誰かが助けるものだが、今はみんな同時に調子が悪い。少し力み過ぎているのかもしれない」と、厳しい表情を浮かべた。
6月21日には、大谷が自己新の8打点を挙げても勝てなかった。大谷が本塁打を打った試合も4連敗中。覇気が伝わってこないチームの未来は、どこへ向かっているのだろうか。
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