フィギュアスケート 世界選手権第1日 ( 2022年3月23日 フランス・モンペリエ )
女子ショートプログラム(SP)が行われ、北京五輪銅メダルの坂本花織(21=シスメックス)が自己ベストの80・32点で首位発進した。全てのジャンプを決める完成度の高い演技で日本人2人目の80点の大台を超え、初の世界女王へ前進した。同5位の樋口新葉(21=明大)は67・03点で7位、同23位の河辺愛菜(17=木下アカデミー)は63・68点で12位だった。フリーは25日に行われる。
得点を確認すると、体いっぱいに喜びを爆発させた。五輪から1カ月。坂本が銅メダリストとして最高の演技で、紀平梨花(トヨタ自動車)に次ぐ日本人2人目の80点の大台を超えた。「いよいよ未知の世界、ようこそって感じ」。坂本は笑いが止まらなかった。
冒頭の2回転半をダイナミックに決め、続く3回転ルッツも成功。雄大な音楽に乗って後半のフリップ―トーループの連続3回転も完璧に決めた。「スピードに乗れていると感じていた。ジャンプも良い感じに跳べた」と振り返った。
燃え尽きた状況から戻ってきた。五輪から帰国後隔離明けの1週間は「落ちこぼれみたいな練習」。その自覚もあっただけに、気分転換に友人と焼き鳥を食べに行くなどリフレッシュした。「だいぶ前向きに戻った」と気分を新たに挑んでいた。
首位発進で14年の浅田真央以来の世界女王が見えてきた。強豪のロシア勢がウクライナ侵攻への制裁で国際大会から除外されているが、今の坂本は優勝にふさわしい領域へと足を踏み入れている。
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