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Wednesday, March 23, 2022

高橋尚成氏が太鼓判 大谷翔平は最低でも10勝はできる、今まで見て来たオープン戦で最も良い状態 - スポーツ報知

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◆メジャーリーグ・オープン戦 エンゼルス―ロイヤルズ(21日・アリゾナ州テンピ)

 エンゼルス・大谷翔平投手(27)が21日(日本時間22日)、ロイヤルズ戦(テンピ)でオープン戦に今季初登板初先発した。2回1/3を3安打1失点。最速99マイル(約159キロ)をマークして、5三振を奪い、初の開幕投手へ向けて好発進した。パドレス・ダルビッシュ有投手(35)もロッキーズ戦(ピオリア)に初先発し、3回3安打無失点、6奪三振だった。野球評論家の高橋尚成氏は「最低でも10勝はできる」と太鼓判を押した。

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 今季は打者だけではなく、投手・大谷もかなり期待ができると確信した。オープン戦初登板だけを見てシーズンの成績予想は難しいが、最低でも10勝はできるのではないか。

 初回からある程度まとまっていて、球の押し引きができていた。全50球のうち、抜けた球は2球ほど。力を入れて投げた高めの直球でも、バックドアのスライダーでも見逃し三振を奪うなど、特長の一つの三振を5つも取れて、問題は見られなかった。

 先日、エンゼルスのキャンプを訪問した際に、大谷のライブBPをネット裏や横からチェックする機会があった。その際も球が低めに集まっており、かなりの角度を感じた。スプリットの落差も大きく、相変わらず威力抜群の直球と相まって、今季もかなりの三振を奪えるのではと感じたが、その通りの結果となった。

 2018年10月に受けたトミー・ジョン手術から本格復帰した昨季、1年を通して先発ローテを守って投げられたことで右肘への不安も消えた。新たな落ちる球を習得しようという今回の試みはその証しといえる。投手というのは肘などに少しでも不安がある状態では、新球のマスターには踏み出せないものだ。

 私が今まで見て来たキャンプ、オープン戦では最も良い状態に映る。投球にばらつきがあるのは彼のスタイルでもあるが、まとまっているに越したことはない。予想される開幕戦登板をにらみ、次は60球、その次は80球と球数を増やしていくだろうが現状、心配なところはない。(野球評論家・高橋尚成)

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