大阪桐蔭が近江(滋賀)との近畿勢対決に4本の本塁打などで大勝し、根尾、藤原らで春夏連覇した2018年以来、4年ぶり4度目の優勝を果たした。春夏合わせた日本一は9度目。昨秋大阪大会から負けなしの20連勝とした。
▽大阪桐蔭の主な記録
◆チーム大会通算最多本塁打11 84年PL学園の8本(清原3、桑田2、黒木、旗手、鈴木)を更新。
◆決勝でチーム4本塁打 17年大阪桐蔭(対履正社)の4本(藤原2、坂之下、西島)に並ぶ2度目の最多。
◆サイクルアーチ 1試合でソロ、2ラン、3ラン、満塁本塁打を放ったチームは春夏を通じて史上初。
◆満塁本塁打 大阪桐蔭・谷口が記録。17年山下航汰(高崎健康福祉大高崎)が福井工大福井戦で放って以来27本目。決勝では30年高瀬二郎(第一神港商=対松山商)82年松田竜二(PL学園=対二松学舎大付)に次ぎ40年ぶり3本目。
◆先発全員安打 19年山梨学院が札幌第一戦で記録して以来72度目。決勝では57年早実(対高知商)02年報徳学園(対鳴門工)に次ぎ3度目。
◆準々決勝から3試合連続2桁得点 センバツでは06年横浜の準々決勝(13-3早実)準決勝(12-4岐阜城北)決勝(21-0清峰)以来2度目。
◆決勝の18得点 06年横浜21-0清峰に次ぐ2位。
◆秋春連覇 明治神宮大会とセンバツの連続制覇は84年岩倉、98年横浜、02年報徳学園に次ぎ4校目。
◆西谷監督春最多4度目V 西谷監督は監督の通算最多優勝回数を8度に伸ばし、春も4度目V。春の4度は尾藤公(箕島)中村順司(PL学園)渡辺元智(横浜)門馬敬治(東海大相模)の各監督がマークした3度を抜き単独最多。
◆決勝9勝0敗 大阪桐蔭は春夏通算の決勝無敗記録を9に伸ばした(2位は箕島の4勝0敗)。
◆不戦勝校のV 昨夏の智弁和歌山以来、春夏合わせて2度目。智弁和歌山は初戦の2回戦(対宮崎商)が不戦勝となった。センバツで4試合(記録は5勝)での優勝は、30代表だった79年の箕島以来。
◆2ケタ奪三振 大阪桐蔭・前田が11奪三振。春の決勝では10年島袋洋奨(興南)が日大三から延長12回で11個を奪って以来。新2年生の決勝では84年桑田真澄(PL学園)が岩倉から8回14個を奪って以来。
◆大阪桐蔭 1983年(昭58)創立の私立高校。甲子園には91年春に初出場。同年夏に初出場優勝を飾る。12年と18年に春夏連覇。OBには西武中村、森、阪神藤浪ら多数のプロ野球選手がいる。硬式野球部のほか、ラグビー部や吹奏楽部の活躍も著しい。所在地は大阪府大東市中垣内3の1の1。今田悟校長。
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