【上田二朗 サブマリン斬り】
(セ・リーグ、阪神2-0広島、22回戦、阪神12勝7敗3分、21日、甲子園)しっかり球を呼び込んで捉える。マルテが、キャンプ以来披露していた打撃の形を、復帰初戦の最初の打席でも見せた。振り回さなくても飛んでいく。“らしさ”が詰まった一発だった。
2年目のマルテは、溶け込もうという努力を感じていたし、落ち着きも伝わってきていた。早い時期からクリーンアップは任せられると感じた。実際、開幕直後の打撃の結果も良かった。故障離脱が惜しまれたが、この内容を見れば、来年も戦力として期待していい。
外国人の場合、投手は1年目である程度の評価はできる。が、打者は慣れるのに時間がかかるから2年目を見るべき。あのバースも2年目から本領を発揮した。今のマルテなら3年目も契約すべきだ。助っ人野手は3人とも残留でいいのでは。
青柳には「この投球を忘れるな」と言いたい。右打者の外、左打者の内へ変化球を中心とした攻めは、考え抜いた梅野とのバッテリーの勝利だ。常に有利なカウントでの投球だったことも評価できる。完ぺきな救援陣がいるから六回途中の交代になったが、次回はもっと長いイニングも期待できるだろう。(本紙専属評論家)
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