GIへ向けた前哨戦3重賞が行われる3月初週。今月末の高松宮記念、来月の皐月賞、桜花賞へ向けて注目の週末となります。昨年のコントレイル、デアリングタクトに続くスターホースは現れるのか。枠順や当日の馬場状態予測などが反映されていない、あくまでも現時点での想定とはなりますが、3重賞の中から弥生賞ディープインパクト記念の本命候補を紹介します。
【無傷の2歳GI馬ダノンザキッドから主役の座を奪うのは?】
昨年のホープフルSまで全て快勝で、圧倒的1番人気に予想されるダノンザキッド。同じく無敗で2歳GI馬に輝き、クラシック3冠の期待がかけられていた3年前のダノンプレミアムが、結局無冠に終わった雪辱を果たしたい「ダノン軍団」としても普段以上に力が入るでしょう。
そのダノンザキッドが、中山2000mへの不安もなく、オーソクレースやヨーホーレイクなど強豪を下していることからも圧倒的人気を集めるのは確実。しかし今回、netkeibaのAIが弾き出した本命候補は、ドゥラメンテ産駒の出走3頭のうちの1頭レインフロムヘヴンでした。
枠順や当日の馬場状態予測などが反映されていない、あくまでも現時点の本命とはいえnetkeibaの予想オッズで現在8番人気(3/1正午時点)の指名となりました。
デビュー戦で直線のたたき合いを制し、2戦目の百日草特別では、先月の共同通信杯で圧巻の勝利を挙げ皐月賞の主役となったエフフォーリアの2着も、スタートでヨレて出遅れながらコンマ2秒差。次の東スポ杯では、ダノンザキッドと直接対決となり、初戦と同じく逃げたものの、道中かかったこともあり直線で遅れ8着。
1戦目はブリンカー、2戦目でチークピーシーズを着けて出遅れ。この3戦目もブリンカーを着けてかかってしまったように気性面で不安があった中、前走のフリージア賞ではメンコとチークピーシーズをつけて出走し、3番人気から1着。
3か月ぶりのレースだったこと。直線では終始外にモタれていたのを、石橋騎手が修正しながらの結果だったこと。これらを踏まえると、レインフロムヘヴンがダノンザキッド1強と思われるレースを盛り上げる伏兵になってくれる可能性は大いにありそうです。
週末には3重賞から、AIの予想した最終決断を公開予定。2021年の春GIへ向けて見逃せない週末をお楽しみに。
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