◆JERAセ・リーグ 阪神3―2中日(28日・甲子園)
中日は接戦を落とし、勝率5割に逆戻りした。2回に石川昂の4号2ランで先取点を奪ったが、4回に先発・大野雄が4連打を浴びるなど3失点で逆転を許した。立浪和義監督は29日からの広島3連戦(バンテリンD)での仕切り直しを強調した。以下は一問一答。
―9回に1死三塁のチャンスを作ったが
「(無死二塁から)阿部が何とか(一ゴロで)進めてくれて惜しいところまでいったんですけどね。(木下、石川昂が)見逃し三振、見逃し三振。振らな始まらないんでね」
―4回の守備で阪神・山本のセーフティースクイズに対する二塁・阿部の一塁ベースカバーが遅れた
「(バントと)構えた時点でセカンドは打球見ながらベースカバーに入ってなかったので。ああいうミスがあったらね、結果的にあそこから(阪神の)チャンスが広がっていったんで。決勝点になったわけですから」
―堂上も前進守備の遊ゴロで野選
「ボールがこっち(三塁)気味やったからね。(堂上)直倫だったらアウトにして欲しい打球やと思うんですけど。この2日間は色んな守りのミスが出て、そこから失点につながったんで。また出直すしかないですよね、しっかりやって」
―先発・大野雄は状態は良かったように見えたが
「あの回(4回)だけ初球ちょっと真ん中集まったところを連打されたんですけど、結果的には8回まで。あとのイニングはゼロに抑えたわけですからね。本人も反省点はあるでしょうけど、また次、上がっていくんじゃないかなと思います」
―4回は初球ストライクをそろえすぎた
「ストライクでも真ん中付近に集まったところをどんどんいかれたんで。そういう反省点はあるでしょうけど、ボール自体は8回になってもそんなに落ちなかったしね。それは一つ大野も今後の登板に。8回までしっかり投げられたことを自信にしてもらいたい。そういう点の取られ方したけど、あとのイニングでこっちも(石川)昂弥のホームラン以外、チャンスらしいチャンスが最後だけなんで。明日からまた名古屋帰って出直します」
―石川昂に期待をかけるのは難しいが
「そうですね。(9回)2死サードでなかなか打つことは難しいんですけどね。(前の打者の)木下のところで何とか追いつくという形が取ることができたら良かったんですけど」
―京田を先発から外した理由は
「やっぱり昨日(27日)の守備というのが明らかに消極的なミスなんで。まあそれで今日は(堂上)直倫使ったんですけど。(京田は27日に)打つ方は2本打ったんですけどね」
―大島が右膝打撲で出られない中、岡林を起用したが
「守備的には守備範囲も広いですし、今日はバント失敗したり色々あったけど、こういう悔しさをはね返すぐらいになってこないと、なかなかレギュラーは簡単に取れないんでね。今後を期待しています」
―大島は数試合休めば出られるのか
「ちょっとまだ分からないですね。明日、状況を見てみないと」
―勝率5割に戻った
「5割を別に目指しているわけじゃないんで。みんな選手の頑張りでこうやって貯金もあったわけなんでね。ミスが続いて連敗して、ずっと明日からも戦い続くんでね。ズルズルいかないように、しっかりね。もっともっとピンチとかチャンスで気持ち強く持ってやっていかないと、なかなか上なんて狙えない。いい意味で色んな反省点も出たこの2試合だった。また明日からしっかりやっていけるように」
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