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Sunday, June 5, 2022

平岡「連動して守る」 ベガルタ、きょうアウェー千葉戦 - 河北新報オンライン

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ビルドアップを意識したパス練習に取り組む平岡

 J2仙台は5日、千葉市のフクダ電子アリーナでリーグ戦第20節のアウェー千葉戦に臨む。午後2時開始。天皇杯全日本選手権を含む過密日程5試合の最終戦で勝利し、首位を守りたい。2日は仙台市泉サッカー場で練習し、3、4日は非公開で調整した。

 仙台は12勝3分け4敗の勝ち点39で暫定2位。前節ホーム栃木戦は、終盤に皆川が勝ち越しゴールを決めて、2-1で競り勝った。内容は悪かったが、少ない好機をものにした。

 千葉は7勝5分け7敗の勝ち点26で10位。前節は2-1で水戸に逆転勝ちして2連勝とした。前半38分に見木のゴールで勝ち越し、後半は堅守を発揮して守り切った。

 リーグ戦の通算対戦成績は仙台の4敗。仙台の原崎監督は「そういう(未勝利の)データも乗り越えないといけない。選手は乗り越えるためのメンタルを持っている」と話した。

「後ろから声掛け」前節の修正図る

 仙台は内容が悪かった前節栃木戦からの修正を図る。千葉のシステムは栃木と同じ3-4-3。チーム最長の1522分出場しているDF平岡は「全員が守備のスイッチを入れるタイミングを合わせなければ、ボールを奪えない」と警戒する。

 栃木戦では攻めてはビルドアップが機能不全。守備ではボールを取れず、押し込まれ続けた。「千葉戦では同じような試合をしてはいけない。コンパクトに守れるよう、後方から声を掛けていく」と意気込む。

 1日の天皇杯全日本選手権2回戦で当たったホンダFCのシステムも最初は3-4-3。2-1で勝ったものの、FW中山は中盤で数的優位をつくられ、守備の時間が長かったと実感する。「相手の方が優位性を持つシステムに対し、何かしらの策やオプションを持てば、もっと内容が変わる。引き出しも増える」と言う。

 J1時代の仙台も3バックを採用し、2018年は天皇杯で準優勝を果たした。当時も3バックの一角で出場した平岡は「嫌なタイミングで同数で守備に来られると、結局GKに戻すことが多かった」と振り返る。「連動して守れば、相手の3バックのプレーを限定できる」。呼吸を合わせ、ボールを奪い取る。(佐藤夏樹)

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